[コメント] マリー・アントワネットの首飾り(2001/米)
歴史映画にしては分りやすいがドラマ性に欠ける。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
失った家名を取り戻すために18世紀のフランス宮廷で権謀術数をめぐらす伯爵夫人の映画。実話。 歴史映画にしては話を時系列的に描いている感じでわかりやすいがドラマ性に欠ける。 特に人間の欲望が渦巻く宮廷を描いた映画なのに人間くささがない上、緊迫感のある演出があまりなく、どこか遠巻きに映像を流している感じ。せめてヒラリー・スワンク演じるジャンヌとサイモン・ベイカー演じるレトーの恋愛を軸に策謀を描けばもっと主人公ジャンヌのキャラにも感情移入できた思うだけに残念。役者せいというより演出の問題か。 このあたりは『娼婦ベロニカ』を見習ってほしかったところ。 そもそもハートフル・コメディ専門のチャールズ・シャイアが歴史劇をやることに無理があったか。 映画としては歴史物を結構見ているだけにドラマの薄さが気になるが普段この手の歴史物を見ない人には話もわかりやすいのでオススメ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。