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[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)

アカデミー賞とはねえ…。
chokobo

こうしてみると2001年度のアカデミー賞は不作であったと言わざるを得ませんね。残念ですけどね。

アメリカ映画の大作主義というかSFX主義というか、何となく鼻につくような気がするんですよね。この作品にもさりげなくキレイに描写されている時間の流れ、それをうまあくSFXで描写していたりする。見事だなあ、科学の進歩は凄いなあ、と思う反面味気なさも感じます。

この映画は実在の人物の映画であることが唯一の救いなのですが、今ひとつその功績が現実的でないような気がします。字幕でどのような功績であったかは語られていますが、臨場感に欠けています。(きっとスゲー功績なのだと思いますが…)

あとはラッセル・クロウだね。見事な演技。育ちの良さそうな演技ではありますが、この筋肉ムキムキぶりには、主人公らしさがありません。今にも剣を持ち出しそうな感じがしてどうもなじまない。

助演女優賞を受賞されたジェニファー・コネリーは大変良かったと思います。この作品を支えているのは、彼女ただ一人と言っても良いと思います。

2008/10/24 さて、最近ようやく「ゲーム理論」に到達してきたところですが、何とこのナッシュがノーベル賞を受賞したナッシュ均衡の発案者であったとは知りませんでした。

確かに、この映画の当時、この映画を見てあまり魅力を感じ得ませんでしたが、今となるとこのナッシュという人物の功績とその狂気に、少し興味を抱いています。

ゲーム理論についてはともかく、この映画が上映されたころがちょうどブッシュ政権の始まりですね。それからアメリカはまさにバブル景気に突入しました。

そして、日本はバブル崩壊後の小泉政権ですね。新自由主義が進行し、市場も自由主義。規制緩和がどんどん景気を後押しし、日本も景気が上向きました。

そして今日、ブッシュ政権も終わり、小泉さんも引退。そんな中、このゲーム理論を始めとするデリバティブを中心とする市場至上主義も終わりを遂げ、FRB前議長のグリーンスパン氏が「100年に一度の波」という底冷え感の漂う世界に入り込みました。

これは狂気ですね。

ナッシュが狂気に陥った理由も何となくわかるようなきがしています。

(評価:★4)

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