ヤマ場のシーンで「幼稚園バスジャックかよ！」と思った私は特撮世代。 他にも、日本人から見てゴブリンって微妙なキャラです(笑)。 軍が、あんなマンガみたいな兵器を作るとは思えない（←原作はマンガだけどね）。 スパイダーマンは非常に魅力的ですけど、ゴブリンがなんか笑える…。

スパイダーマンとゴブリンが出会うまで、彼等の２つのストーリーが並行して進んでくわけですが、なーんかテンポが悪いんですよね…。それぞれの時間配分のバランスとか、別なキャラのお話に変わるタイミングとか。そこにまたモヤモヤした恋愛エピソードが絡んできて、詰め込み過ぎな気がした。近年見たハリウッド映画の中では、私的に一番歯がゆいテンポだった。 TVシリーズのように何話かに区切ることができる構成は面白いです。第一話は朝起きてムキムキ、第二話はプロレスに出る…ってな具合に。

あとMJはフラッシュと力で無理やり付き合わされてた描写があるので、私は尻軽だと思いません。仕方なくつきあってたんでしょ…。尻軽だったら、それこそハリーと財産目当てで付き合うんじゃないかな？彼女は健気だと思います。

子どもも客層のターゲットになっているようですが、恋愛ネタや世間の世知辛さあたりは見ててかなり退屈なのでは？それにヒーローの悲しさが主題になってるだけに、子どもが見たらヘコむんじゃないかなぁ…。勧善懲悪じゃないし、まるっきり肯定も否定もできないヒーローなんて、理解できるのはそれ相応の年頃じゃないと。

おじさんが亡くなる前の最初の方が好き。プロレスで勝った瞬間は、『ギャラクシー・クエスト』のラスト並みに嬉しかった。 でもテンポが悪いので、自分的にはギリギリで５点です(^^;)。