[コメント] パニック・ルーム(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
階数は4階建て。
広さは、すみません、覚えてません。でも、映画を観ていて思ったのよりも広かったことは確か。冒頭で何千坪とか言ってたはず。
4階建てというのも、後でパンフレットを読むまで、ずっと忘れてたのだ。そんなに広かったっけ?とびっくり。そういえば、話の前半、エレベーターで上へ下へ逃げていたっけ。
そう、パニック・ルームという設定のために、舞台となった家が、すごく狭く感じられたのだ。印象としては、舞台はパニック・ルームとその隣の寝室、玄関、そして玄関と寝室をつなぐ階段、しかも建物は2階建て、というものだった。パンフレットを読まなければ、ずっと間違いに気付かなかったかもしれない。
しかし……。惜しい!惜しいのだ。はっきり言って広すぎる。これでもまだ広すぎるのだ。
そう。舞台は、パニック・ルームとその隣の寝室だけでよかったのだ。さらに、ジョディ・フォスターはルームを出るべきじゃなかった。携帯電話を取りに行った数十秒だけでよかった。クライマックスをルームの外にしたのは、失敗だ。閉鎖感がすっかり薄れてしまった。
せっかく、パニック・ルームという面白い設定を考えたのに、それが全然生かされていない。
でも、やっぱり、デビッド・フィンチャーの映像づくりには惹かれるのだよ。暗い映像を撮らせたら、一番だねこの人は。僕が一番魅せられたのは、ガス爆発のシーン。炎が青い!炎の色ひとつで爆発がこんなに美しく見えるなんて。爆発シーンは大好きで、いくつも観てきたけど、これは、群を抜いて美しい(実際にあそこまで見事な青になるのかどうかは知らないけど)。
おまけで4点。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。