[コメント] トータル・フィアーズ(2002/米)
小泉さんたちの暴走を食い止めるために、僕がジャックライアンになろうと思った
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ここで多くの方々がコメントされてるように、たしかにこの映画には原爆自体の恐怖はほとんど出てこない。途中ふと「放射線を浴びても飲み薬くらいで治るんだっけ?」と思ってしまったくらいである。
だがこの映画には人間の怖さが多く描かれているように感じた。
爆弾の知らせを聞いて大統領ほか一目散に逃げる姿を、笑いながら見つつも心の奥底では冷たくなる気分がした。 「いくら大統領の命が大事だからって観客にも言えよ!!たとえ大混乱に陥ったとしても」
またネオファシズムたちの考えはフィクションではなく、ああいう考えを持った人は現実に存在しているという恐怖。自分が今幸運にも享受している生活が崩されるかもしれないという恐怖。そして歴史上社会は変化し続けるものであり、現在の資本主義社会がもしかしたら破壊されて別の社会になったとき、日本はそして自分たちはどうなってしまうのか、という将来に対する恐怖。ひいては今後の地球規模の環境問題に対する不安。
そして何より自分の生活、自分の将来のことばかり考えてしまう自分に対して不安を覚えました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。