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[コメント] ウインドトーカーズ(2002/米)

ジョン・ウーファンタジーに対する点数。あと日本人の描写はおかしかったが、決して弱かったり、情けなかったりすることは無い。
t3b

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ジョン・ウーがもってる演出力を戦場で展開させたらどうなるかが命題であり、それは非常に上手く機能していた。ナヴァホ族を今までの香港人のアイデンティティとオーバーラップしようとしたがウー独自のインディアン解釈で魅力的に感じもしたが、ナヴァホの人が見たら変であろうことは容易に想像がつく。三つ子の魂百までではないが、人間経験したこと以上のものはなかなか上手く表現できないもの。ジョン・ウーはこの映画を持って香港時代に出したレパートリーをハリウッドとその予算でやりつくしたといえる。最後にキリストが出てくるのはウーなりに宗教を描こうというところまで到達したということとハリウッドで一廻りしたと感じたのだろう。これからのジョン・ウーがなにを表現するのか?それを見つけられるのか?不安も一杯あるのだけれど、期待したい。

(評価:★4)

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