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[コメント] ニューヨークの恋人(2001/米)

ロマンチック・コメディとしては伏線の効かせ方、展開、テンポ、終盤の盛り上げ方、どれをとっても文句なく、メグ・ライアンの映画の中でもベスト3に入るのではないだろうか。
わっこ

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19世紀からタイム・スリップしてきた貴族とキャリア・ウーマンが恋に落ちる映画。

ロマンチック・ラブコメとしては伏線の効かせ方、展開、テンポ、終盤の盛り上げ、どれをとっても文句なく、メグ・ライアンの映画の中でもベスト3に入るのではないだろうか。

特にこの映画では、貴族と現代の女性というロマンチックな恋愛部分が非常に甘く切なく描かれていて、物語に感情移入しやすい。もちろん、笑いの部分もわざとらしさを感じさせず、物語の中にさらりと入れているところも好感が持てる。レオポルド役のヒュー・ジャックマンがはまり役で、現代の服を着ていても、ちゃんと貴族を感じさせるのは見事。知的で礼儀正しいが、世間知らずという特徴をきちんとつかんでいる。

ただ、残念なのは時空のひずみに飛び込むシーンが、予算の都合なのが、演出上なのか、この映画ではないため、次に切り替わるシーンが少し飛ばされた印象を受けてしまう。特にレオポルドが1876年に戻るシーンは全くないし、最後にメグ・ライアンが橋を飛び降りるところにしても、時空のひずみは目で見えないわけだから、下手したら、そのまま地面に落ちて死ぬんじゃないかとためらう部分があってもいいと思う。

それにしても、あの時代でレオポルドとケイトが結ばれたはいいけど、果たしてうまくやっていけるのかというのは気になるところ。

(評価:★4)

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