[コメント] 愛しのローズマリー(2001/独=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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美人の条件とは、一体なんだろう? 顔が小さく、目は二重、唇ぽってり、髪ストレート(願わくばブロンド)、背は高 く、おっぱい大きく、ウエストはくびれ、ヒップはボン、足首はきゅっと・・・などな ど。別に私の好みではない。あくまで一般論、こんな感じではないでしょうか。 ではでは、誰がこの基準を決めたのだろう?テレビや雑誌、写真集などで、世 の男性諸君は洗脳されているのかもしれない。
前作、ジムキャリー主演の「ふたりの男とひとりの女」ではあまりにも不快なシ ーンが多く、がっかりしたファレリー兄弟監督。一転、今回は素晴らしいお伽噺 でした。この監督のベストではないでしょうか。
原題は「Shallow Hal」。外見だけで全てを判断してしまう主人公ハルの名前。 この男、当然女性の好みはうるさい。髪の色からスタイル、背の高さ、性格な んて二の次。ところが、有名セラピストから暗示をかけられ、心が美しい人は (本当の姿はどうであれ)外見までも美しく見えるようになってしまう。 (その逆に、心が醜い人は顔も醜く見えてしまうのだ。男女を問わず)
そんなハルが一目でメロメロになってしまったのが、小児病棟でカウンセラー をしているローズマリー。(演じるG・パルトロウは本当に綺麗だった)ハルの目 には抜群のプロポーションに映っていても、実際の彼女は驚くべき巨漢の持ち 主。固い絆で結ばれた二人だったが、ある日ハルの暗示は解けてしまう。
矛盾点はたくさんあったけど(ローズマリーの父親他、全然姿が変わらない人 多し)気にしない気にしない。現代のお伽噺に見え見えのラストだって帳消し。 最後は涙さえこぼれました。文句なし100点満点。
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