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[コメント] 月のひつじ(2000/豪)

宇宙への憧れを大いにかきたてる映画。数十万キロの彼方まで人間が飛んでいき、そして帰ってくる。このことに胸を躍らせる科学者たちの姿を、うまく描いて好感が持てた。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こうした宇宙への憧れが積み重なって、どんどん科学が発展していく。(もちろん、科学の発展を支えるのは宇宙だけでなく、自然そのものへの憧れでもあるのだけど)

そしてそれはやっぱり、人間の可能性をどんどん広げていくことなんだなあ、としみじみと感じました。

着陸の瞬間を固唾を飲んで見守る町長の息子がとても印象的だった。

あとは、コードが何本もつながれて、古臭いボタンやメーター、時代がかった黒いダイヤルを操作して、直径40メートルの巨大なパラボラアンテナを、ゴゴゴゴゴゴゴッてうごかすシーンに、ワクワクしてしまった。私も一度でいいから、角度を読み上げながらあの巨大アンテナを動かしてみたい。

それと、見失ったアポロ11号の位置を計算するのに、黒板と計算尺で挑んだ科学者のど根性がうれしかった。最後はアンテナを動かしながら電波をひらうっていう職人芸も泣かせる演出だったなあ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)Pochi[*] 鵜 白 舞[*]

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