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[コメント] マイノリティ・リポート(2002/米)

「トム・クルーズにSF映画は無理」だってさ。
kazya-f

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







監督のおっしゃるとおり、これはSFというよりは、アクションであり、 サスペンスである。

勿論、これだけのビッグネームが揃っただけはあって、洗練され、 安心感をもって鑑賞するに堪えうるだけの作品にはなっている。

しかしあれだけのSF的設定がもったいなくも思える。 期待していた「ブレードランナー」的世界観や哲学的要素は全く 見出すことは出来なかった。いかにもハリウッド的な結末はまるで物足りない。 唯一ラストのサマンサ・モートンの笑顔に救われる。

細かいことを言わせてもらえば、「プレコグ」というシステムが 人間で出来ていることがまずありえないのだ。 人間である限り、彼らにも寿命はある。その上次世代の「プレコグ」 を養成しているわけでもなさそうだ。 おいおい、このシステム、何十年後かには確実に潰れるぞ。

てなことを考えながらみてたら、いつのまにかハッピーエンド。 プレコグシステムも胡散霧消し、おれの疑問も解決されずに闇の中。

そこんとこ、どうなんですかね、監督?

(評価:★3)

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