ラブシーンの長さが『里見八犬伝』を、説教臭いところと1作目よりもCGIが多くなったところが『ターミネーター2』を思い起こさせた。その分が邪魔。哲学的なシチュエーションや謎掛けの連続はある程度予想通りなので許容範囲。お話という点では『アニマトリックス』の方が楽しかったかも。

それでもそれでも喧嘩売ってるのかというくらいのCGIのオンパレードは『トロン』よりCGI映画を応援している私としては拍手もの。ただの技術だけを見せた『ファイナルファンタジー』とは訳が違う。

今回の主役は自分の中ではトリニティ。頑張れキャリー・アン・モス。モニカ・ベルッチにはもう一肌脱いで欲しかった。