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[コメント] マトリックス リローデッド(2003/米)

続編を想定した作りには辟易するものの、エンターテインメントとして要素は時代を牽引していると思う。
chokobo

感動はない。前作もそうだが、内容は奇跡を呼び起こす、という点において共通しており、仮想現実と現実がシンクロしていることをテーストとして、ドラマとしての魅力には欠けている。いったい何が言いたいのか?

ここでは前作の流れを汲んで、さらに新たな要素を取り入れている。前作以上に主人公がバージョンアップし、敵も強くなっている。そして映画そのものの技術的進歩もかなりのレベルで上昇しており、見ている限り映画全体が”仮想”であることを強く印象づけている。

しかしこれはこれで良いのかもしれない。この先どれほどこの映画が評価されるかは未知数だが、かつてのMGMのミュージカルと同じで、時代が求めるエンターテインメントであることは理解できる。

映画がコンピューターの世界に進行しているという事実もさることながら、この映画全体を多う印象はゲームだ。この映画は仮想でありゲームなのだ。だから若い人を中心にこの映画がヒットするのであって、ドラマ的なものは一切ないし、映画的であるとはとても言えないが、あくまでも楽しませる、という意味において現在の大資本映画の持つ手札としてこういう方法もある、ということを教えてくれる。

スター・ウォーズ帝国の逆襲』の時にも同じ思いを抱いたが、続編の中間とは非常に中途半端になりがちだが、この作品も次ぎへつなぐ、という映画であることが半端さを増長させていると思う。

(評価:★4)

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