[コメント] デアデビル(2003/米)
武藤敬司(別名コリン・ファレル)だけが救い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アメコミ・ヒーローって、バットマンといい、スパイダーマンといい、スポーンといい、なんでみんな暗いのかね?その暗さがカッコ良さに繋がらなかったのがもどかしい。
過去を背負い恋人まで殺されたのに、怒りのパワーがスパークしない。手負いの対決で強さ見せつけられないし、挙げ句の果てに宿敵にトドメを刺さない甘チャンぶり。こんな奴には街は任せられません。
そもそもパワーファイター型に見えるベン・アフレックが、研ぎ澄まされたハイパーセンス(視覚除く)の持ち主という設定にムリがある。コミックではそうだとしても、体躯のデカイ白人が繊細さとスピード感を表現するのは無謀じゃなかろうか。唯一自分でやってるらしい公園での彼女とのファイト・シーンでの動きの遅いこと!
また、せっかくハイパー・センスが視覚化されたのに、その緊張感を削ぐようなガサツなロックのBGM。ハリウッド映画と言ってしまえばそれまでだが、もうちょっとタメをつくれなかったものか。
救いは、武藤敬司いやコリン・ファレルの突き抜けたカッコ良さ。おいしいところは彼に持っていかれました。それでもキングピン同様にキャラの背景が描かれず、対決に深みが出ない。この展開だとシリーズ化されそうな話の流れだが、次回はもっとマシになるんでしょうか?
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