[コメント] ロード・トゥ・パーディション(2002/米)
役者の演技と映像の美しさと中盤以降のテンポの良さは文句無いが、肝心のストーリーがいまいち好きになれず。(レビューではもう言いたい放題)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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トム・ハンクス はあまりに感情的な理由で行動していて、マフィアの凄みが失せている。そして親子の愛情物語といっても子どもへの愛はたかが知れている。まず第一に子どもはまっとうな道を進ませたいと思うのなら、泥棒の片棒を担がせてはいけない。
何より気に入らないのは、人情も見せる映画でありながら、復讐劇を掘り下げずに正当化して撮ったこと。2代目は駄目っぷりばかりが強調されるが、実は大変な親思いの面があったらどうか。当然のように殺されるのに客は違和感を感じたかもしれない。 憎い敵は全て片づけて父親が死んだからいいものの、例えばジュード・ロウ扮する写真家が生きていたら息子はどうしただろうか。
この映画はそれらの問題に触れようとしなかった。9.11以降のアメリカの姿勢を見るようだ。
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