「ラストサムライ」を観て腹がたって口直しに観たのがこの映画でした。雲泥の差、感謝したくなるほど良質な映画です。ちゃんと人が生きた人間としてうごめいていて、それぞれが息づいています。やさしさと厳しさと寂しさとやるせなさ、すべて丁寧に盛り込まれ、ある時代に生きていた人間の、人間としての普遍性がきっちり感じられました。語り尽くせません。宮沢りえ、見直しました。あるワンシーンを除き、絶品の演技でした。

あまり邦画を観ないのですが、この映画に巡り合わせてくれた「ラストサムライ」に感謝しなきゃ。