★5 | いかにも山田洋次監督らしい仕上がりで、しみじみと落ち着いて、そして時にはハラハラしながら見る時代劇として、十分楽しめた。ただ、私にはなんとなくこれが山田監督にとって最後の時代劇なように思えた。 [review] (シーチキン) | [投票(19)] |
★5 | 封建期の村落社会とそこに住む人たちの肌合いや質感まで描出したお手並みは見事。特に宮沢りえ が、誇りと慎みを兼ね備えた武家の婦女子として切ってはめたような適役。清兵衛の髪を結いなおす時に何気なくたすきをかける動作の自然さを見よ。 (ジェリー) | [投票(9)] |
★5 | これはすごいわ。10年、いや20年に一本の映画かもしれない。もう完璧。絶句。日本映画の全盛期を見ているようでした。しかも無常観まで表出している。出演者、どんな端役まで心が入ってる。相手を思いやる気持ち、今求められてるのはこれだよね。 (セント) | [投票(7)] |
★5 | 『ラストサムライ』がゴテゴテに脂ののりまくったステーキならば、この映画は素朴な香りが匂い立つ、清廉な喉越しの蕎麦といえるだろう。蕎麦を食べたときに思う「あぁ、日本人に生まれてよかった」の感覚がこの映画にはある。ハリウッドに媚びず、かつ日本人の誇り高きオリジナリティを持った傑作。 (すやすや) | [投票(5)] |
★5 | 激動の時代であろうが圧倒的多数の人にとってはいつの時代もベースは「家族」。その当たり前な事実が幕末にもあったという事を教えてもらった気がする。 [review] (torinoshield) | [投票(5)] |
★4 | ドロくさい人情噺系監督山田洋次初の時代劇はびっくりするくらいリアルな殺陣 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(20)] |
★4 | かつて巨匠達が崩壊させた邦画界を今、若手の監督達が新たな手法で再構築に励んでいる。それに対する巨匠山田洋次の王手だ。正攻法での撮影・完璧に近い脚本・隙の無い演技陣。邦画界の意地が掛かっている負ける訳にはいかないのだろう。 (sawa:38) | [投票(6)] |
★4 | 何も無いシーンの中にも何か起きそうな期待感や不安感が満ち溢れている。この映画のとしての安定感は大したもんだ。 [review] (Myurakz) | [投票(5)] |
★4 | ここ数年の邦画時代劇ではこれが今のところNO1 [review] (ぱーこ) | [投票(5)] |
★4 | 傑作だとは思わない。しかし、武士、といっても貧しい下級武士の生き様を、卑下するでも英雄化するでもなく、淡々と描く点に好感。生活に押し潰されそうでも懸命に生きる人の姿を見る、製作者の視点の深さと優しさが滲み出ている。宮沢りえは素晴らしかった。 (ツベルクリン) | [投票(4)] |
★4 | [ネタバレ?(Y5:N6)] 武士の魂である「刀」は売っても、誰よりも分を弁え誠実に生きる清兵衛に武士を感じる。 [review] (あき♪) | [投票(4)] |
★4 | 説明的すぎるナレーションはかなり余計に感じた。逆に言えばその他の演出がしっかりしていたということやね。また刀の重みがガシガシ伝わってくるような立ち回りは新鮮で強烈だった。 (ハム) | [投票(3)] |
★4 | 大切なものをなくしたとき、その空虚さに耐えるため、人は時として残りの人生に対して頑なになる。清兵衛と巴の思いやりが生む刃のような遠慮。善右衛門との磁石のような誘引と反発。三人三様の心の揺れを見事に表現した我慢強い山田洋次の演出力が光る。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 日本刀の重みが十分伝わってくる殺陣。山田洋二監督の意志が隅々まで行き渡った映像。近年まれにみる子役「お糸ちゃん」のかわいらしさ。
邦画の可能性は、失われていない事を再確認した。 [review] (トシ) | [投票(3)] |
★4 | 何度でもの鑑賞に堪えれる映画。さすが山田洋次監督! [review] (草月) | [投票(2)] |
★3 | 多くのサラリーマンは,ちょっと勘違いしてるんじゃないか? [review] (ワトニイ) | [投票(7)] |
★3 | ことごとく岸恵子がウゼエ映画。なんだこの皇室特集番組みたいな無表情なナレーションは!? [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★3 | 日本人の大好きな時代劇、侍、家族、倹約、苦労などなどをうまくアレンジした娯楽作品。現代と時代劇のマッチングには違和感が残る。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(3)] |
★3 | 「誰にでもわかるように」をコンセプトに、細心に何度も練られ、全てを「語って」くれる教科書の様な脚本、台詞、会話。目を閉じて聞くだけで、作品の魅力は十分に伝わって来る。更に主役2人(+1人)の所作の美しさ、末娘の全身のかわいらしさが花を添える。 (uyo) | [投票(2)] |
★3 | いかにも山田洋次らしい生真面目な映画。その実直さは時に好もしくもあるのだが、一方で非常に疎ましくも思えるものだ。良くも悪くも実家に帰ったような気分にさせられる山田洋次の作家性。宮沢りえはステキだ。 (ペンクロフ) | [投票(1)] |
★2 | 和の情緒無き説明過剰映画。回想独白はベテランの作品とは信じ難い最悪レベル。だいたい、この清兵衛なる男、「和の心」とか「武士道」とかじゃなくて、単なる優柔不断では・・・? [review] (HW) | [投票(7)] |
★2 | 真田広之の芸域が広がるのは結構だが、しがないサラリーマンを映す鏡像を演じることはどうか勘弁願いたい。岸恵子のナレーションとエンディングも、そんな父親をすみのすみまで知って慰めるようで情けない。 [review] (水那岐) | [投票(7)] |
★1 | [ネタバレ?(Y4:N1)] 上司に言われた通りに、不本意にも敵を殺し、つかのまのしあわせをつかむ。
そんな映画がみたいですか? [review] (ツナ缶) | [投票(3)] |