[コメント] es [エス](2001/独)
この映画を撮るという意思はやはりたいしたもので、こういう事態を現実に起こしたらそれはただの犯罪なのでそこは頭で考えた部分だろう。現実に即したとかどうかは問題では無い。これは組織論の問題を怒りを持って表現した傑作だ。挑戦だ。
実際のところ、この表現を必要としている人は日本にはいる。人間はなにになるかというものに関しては自分の意思も影響するが他人の意思も影響する。勿論意思の介在しない役割や善意で悪を行う場合等数え切れない程あってそれに人生自体を左右されてしまう人がいる。
役割性ということは論理では無い訳だ。そこを表現するとどうしても自由に生きている人間には変に見える。それでこの映画を突き放すのは損だ。私はもし6点があるならこの映画に6点をつける。
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