アンダルシアの空の高さとか、美味しそうなパエリアとか、茄子のアサディジョ漬けとかしっかりスパニッシュの雰囲気を醸して、「一度はスペインへ」と思わせてくれます。

アニメーターにとって作画が一番大変なのは自転車らしいけど、惜しげもなくその大群を描いているし、景色の流れかたとかもスピード感や臨場感満点。

この主人公ぺぺの様に全力を出しきるスポーツ選手が大好きです。毎回ゴール直後にぶっ倒れるほど全力を出しきる元オリンピック代表選手の松野明美さん（今のキャラクターを想像しないで！）を見ているようです。

しか〜し！しかし！　その主人公が日本人にしか見えないし、マスターの飲酒運転という描写もヤバイでしょう。特に話題先行の為なのかジブリのお家芸である俳優の起用としての小池栄子の声がキャラクターの性格に合致していません。

それと、アンダルシアの雄大な景色を描くのにスタンダードサイズでは勿体ないですね。'０４年の夏には続編の北海道編を作るようなので、今度はシネスコサイズでチャレンジしていただきたい。そしたら劇場で見ます、千円なら・・・。