[コメント] さすらいのカウボーイ(1971/米)
優しい光に包まれながら、男の情けなさ、切なさをリアルに突きつけられる妙な快感。
ここに登場する3人の「相棒」たちは、1人の男の成長過程なのだ。無鉄砲な少年期、揺れ動く青年期、何もかもを悟る壮年期。まさに今、壮年期へと歩みつつある自分の姿がそこにはあった。
何度も繰り返されるオーバーラップにはくどさを感じつつも、ピーター・フォンダ監督の映像詩とも言っていいほどのタッチの確かさは本物。
ビルモス・ジグモンドの撮影とブルース・ラングホーンの音楽も涙モノの素晴らしさだ。
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