今回のズタボロ・バンデラスをみて、「おぉ！新機軸」と思わされた。確かにバンデラスじゃなくてもいい役だし、それをバンデラスが演じるのは興味深い。アクションは皆無だし、実質の主役はレベッカ嬢だし。

内容は、「してやられた」感が強い。中盤で黒人二人組が、教会の前でミリタリー女を襲う場面で、貨物トラックの荷台の柵が尖ってて、なんかイヤだなぁと思ってたら、ラストでそうきたかぁ！って感じ。

このオチは賛否両論あるだろうが、ぼくは普段なら×だけど、この作品ではＯＫでした。

ちなみにカンヌで上映された「イースト／ウエスト」（オレグ・メンシコフ、サンドリーヌ・ボネール、行方不明になったセルゲイ・ボドロフjr、ドヌーブ様の出演）はつい最近の作品。ってことは、７年後って未来じゃん。

さらに、黒人二人組、女性をぶんぶん放り投げすぎ！

で、レベッカ嬢のボヤキ。いったん付いたイメージというのは、なかなか払拭できるものではない。ただ、かつてのジュリアン・ムーアがセクシー路線だったのに、いつのまにか、演技派に名を連ねるまでになったことを考えれば、まだ遅くない。手始めに「Ｘ−ＭＥＮ２」で大活躍だったことを活かし、「３」でも主役たちを食ってしまえ！