[コメント] ファム・ファタール(2002/仏)
デ・パルマは脳内に異星人がわいたか豚の血が混じったに違いない
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アメリカでは2週間かそこらで打ち切られたらしい。
おそらくデ・パルマに言わせれば 「ヒッチコックを全部観てから出直してこい」 ということだろう。
『めまい』を中心にありとあらゆるヒッチコックエッセンスてんこ盛りの「ヒッチ丼」。 パシャパシャ!とたかれたフラッシュが『裏窓』かと思ったら、写された写真は『サイコ』だもん。 てんこ盛りすぎて消化不良。むしろ胃酸過多。
ヒッチ先生と大きく異なる点は、『間違えられた男』ではなく女であること。 それも間違えられたことにより「巻き込まれる」のではなく、逆にそれを利用してしまうこと。 そしてヒッチ先生が女性を表現するのに「背中」を強調したのに対し、本作はあまりにも直接的な「胸」。 それ故か、本作に限らず、ヒッチ先生の上品さはカケラもない。
で、久々にというべきか相変わらずと言うべきか、「ヒッチ丼」=「デ・パルマ節」が復活というか健在というかで、楽しかったと言えば楽しかったのだが、映画としての結論はたった一言で済んでしまうのだった。
つまらん。
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