[コメント] 名もなきアフリカの地で(2001/独)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
弁護士の職を失い、単身でアフリカの地で農場経営するヴァルター(メラーブ・ニニッゼ)のもとへ、妻イエッテル(ユリアーネ・ケーラー)と娘レギーナ(レア・クルカ)が…
最初はイエッテル、バカンスの気分だったのか、この地での生活に納得がいかず、帰りたい帰りたい…と……見ていてもかなり嫌なんだなぁ〜と痛かった…
その反面レギーナは、オウア(シデーデ・オンユーロ)と仲良くなり、どんどんアフリカに順応してゆき…最初犬も触れないほどの臆病な子が…って感じでした。
事態はどんどん進んでゆき、戦争も終わり…
夫婦の心の感情は反転し、ヴァルターはドイツに帰りたい…イエッテルはここに残りたい…
夫婦仲も決裂か??と思ってときに、やってくれましたねぇ〜イナゴ君、彼ら退治に夫婦そろって…夫婦仲も解消!!
それにしても
オウアがいい味出してましたねぇ〜彼はそういう意味でもコックでした…
最後の犬を連れて去っていくシーンは涙ものでした。特にヴァルターに以前貰った黒のコートを置いていくシーン…
話は変わりますが…
この映画を見る前に『戦場のピアニスト』を見ていたのですが、ナチスのユダヤ人に対する惨い仕打ち…これがどうもかぶって、こんなほのぼのとしたアフリカ生活の雰囲気の中にも、表側ではユダヤ人が虐待されているっていう事が、ずっと心にあり…
あ〜〜こういう描き方もあるのだなぁ〜と自分なりに納得し感銘うけてました。
惨い戦争映画は苦手なのですが、こういう描き方は好きです。
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