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[コメント] 告発(1994/米)

多くの意見と同じく、これがケヴィン・ベーコンの映画であることに同意する。「人格が破壊され心の芯まで怯えきった人間」というものをよく研究し、体現していると思う。
緑雨

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







法廷劇の部分については甘すぎるのではないかという点にも同感だが、そこまで厳しくしてしまったらあまりに重くなりすぎてしまうという配慮が働いたのかもしれない。

ここでのゲイリー・オールドマンは抑え気味の演技だが迫力はさすが。剃刀負けして鏡をたたき割る激情の演出が絶品。法廷シーンや「檻」での面会シーンで被写体の周囲をぐるぐる回るカメラワークが特徴的。それほど効果を生んでいるとは思わないが、最初の面会シーンでベーコンの姿をなかなか見せないという演出には一役買っている。

(評価:★4)

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