[コメント] ミスティック・リバー(2003/米)
「ティム・ロビンスに3,000点!」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリー自体は全くもって前評判倒れ。
ずっと違和感を感じながら観ていたが、これは一体どうしたことだろう?
ショーン・ペン・ティム・ロビンス・ケビン・ベーコン、 正直、かなりこのキャスティングは魅力的だ。 ストーリーも設定も何も知らないときから、このキャスティングに よって、この映画は絶対観よう!と思っていた。
しかしこのストーリーには全くカタルシスが感じられない。 観客は3人の誰にも感情移入できないんじゃないか。
もったいないのはなんといってもジミーという役どころだろう。 ショーン・ペンという一流の役者を使っているのに、 その人物には深みが無く、「頭の悪いギャング」の一言で 斬って捨ててしまえる存在にすぎない。 この人物次第で、物語の展開もいくらでも変えられたのに。
ケビン・ベーコンにしても、無難にまとまった感はぬぐえない。
唯一この映画で光り輝いていたのがティム・ロビンス。 ライティングのうまさもあったとは思うが、彼の狂気の演技には、 ロジックなど全く寄せ付けないだけの説得力があった。 「ああ、こりゃ狂ってるな」と。
しかしこの映画の見所はそれだけ。 ミステリーには全くもって不満が残る。
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