デイヴは少年期にホモの児童性愛者に拉致・監禁・暴行されて、それは陰惨極まりない事件だけど、 デイヴが「郊外の子供は売りもする」って自分で言ってるし、地下室とかじゃない、 路上の車中で同意の上で”お楽しみ”してたのに、児童性愛者が憎いのかホモが憎いのか知らんけど、 いきなり割って入って、子供に「逃げろ！」とか（そりゃ逃げるわな）、 正当防衛で反撃する人を猛々しく殴り殺しちゃって、家に帰って「病院に行きたくない。強盗に襲われたんだ。殺しちゃったかもしれん」って、 死体を自分の自動車のトランクに入れてバーの裏に運んで捨てとるやんけ！

デイヴは昔の事件トラウマ構ってちゃんで、自分は人殺しのくせに「悪魔がー」とか 「（強盗の事件が新聞に載らないのを）そんなことよりケイティが死んでんねんで！」とか、 ジミーにケイティ殺しを認めろと詰め寄られたとき、デイヴが拉致されたのはジミーのせいではない。 ケイティが殺されたのは2人の人生に何の関係も無い。デイヴがケイティを殺す理由が「夢を失ったから」だと言うけど、 ケイティを殺してジミーに復讐したかったのか→ジミー何も悪くない、 認めたら生かしといてやる→殺されるけど生きてたら、後でケイティ殺してないの分かることだけど、 「なんでケイティ殺してないのに嘘ついたん？」って聞かれたらなんて答えるん？

デイヴはバーの帰りに深夜街を徘徊して自分の事件を言い訳員に同性愛者を襲撃して殺してしまって、 みんなに説明しないでのらりくらりと、最後「死にたくないよー」だって。 お前に殺された人にも家族がいるんやで！！

と、取って付けたような「兄ちゃんの恋人殺せば、兄ちゃんは街を出て行かないだろう」って弟。 自分は障害者で兄さんしかいないんだよ！ではなく、ケイティを一緒に殺す友達がいるのに。 その友達はなんでケイティ殺しを手伝っだったんだろか？

最後、どーでもいい夫婦関係の問題を持ちのショーンがジミーにケイティ殺しの犯人はハリーの弟だ、 理由は（兄ちゃんに駆け落ちされたくなくてではなく）拳銃の暴発だった、と嘘をついたのは何故？ ショーンはジミーにケイティが駆け落ちして家を出ることを伏せておきたかったから？そのうち分かるのにね！！

子供時代にホモに掘られたことにずっと固執して（自分の唯一の取り柄みたいに）、 女の子が暴行される事件と比べて、いや18歳で殺されたケイティと逆恨みで殺された人と比べて、

んー、ここにベトナム帰還兵を混ぜたり『モンスター』のアイリーン・ウォーノスのご意見賜ったり、 それぞれに人生があると言うなら『スタンド・バイ・ミー』のエピローグで語られるゴードン、クリス、テディ、バーンの人生のほうが、 心に強く当たる。

クリント・イーストウッドのこのインタビュー https://eiga.com/movie/1129/interview/ を読んで、 僕は「うーん、投げやり」だと思いました。面白そうだと思って作り始めたけど、つまらない話だった。とか ワイが監督するから現代アメリカの闇や成人男性の葛藤を鋭角かつ重厚に浮かび上がらせるぜ！ と思ったけど、結局はホモで性的虐待で貧困で犯罪で若者の恋愛ですれ違いで夫婦問題で人が死ぬからってゆう、 それだけでしかなかったんよ。