[コメント] 座頭市喧嘩旅(1963/日)
前作「兇状旅」で完全に個として集団(世間)と対峙した市は、その必然として対立する二つのヤクザ集団からは距離を置き、利用し、利用される道具(物)と自ら化す。無垢な娘藤村志保もまた暴徒の中にあっては非力な個だ。世間を間に対極に位置する者同士の引力。
(ぽんしゅう)
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