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[コメント] クリスティーナの好きなコト(2002/米)

掲示板の小ネタを集めただけのような…とりあえずディアスの役者魂には頭を下げます。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 70年代の終わりくらいからハリウッドではセックスをテーマにした作品を作り始めるようになった。『グローイング・アップ』(1978)がその始まりとなるのだろう。それだけ規制も緩やかになったお陰だろう。近年になっても『アメリカン・パイ』(1999)なんかもあるが、これらに共通するのは概ねは高校生くらいの男達が主人公だということ。知識ばかり詰め込んで、実際の性とは何か分からない思春期の好奇心こそがその主題となる。

 対して本作は中年にさしかかろうとしている女性達が主人公と言うことで、他の作品とは一線を画した物語となっているのが特徴と言えるだろう。

 しかし、どう見ても超B級でヤバ目なこの作品に、既に大スターの肩書きを手に入れているキャメロン=ディアスが演じているってのが凄い。しかも本気で楽しそうにやってる。この姿勢には確かに頭が下がるよ。更に言えばクリスティーナ=アップルゲイトの立ち小便姿という凄いものまで観られる。

 ただ、問題があるとすれば、私はこ手のセクシャルコメディ作品が一番苦手だと言うこと。観てるだけで恥ずかしくなって体中を掻きむしりたくなってくる。本作も多分に漏れず。

 物語自身は小ネタの連続で構成され、どれを取っても掲示板ネタものばかりで、それだけで出来てるのは問題だし、大枠ではクリスティーナとピーターの恋愛と考えても、それも単純極まりなし。

 コメディで笑えないってのは問題だろ?

(評価:★1)

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