[コメント] 運命の女(2002/米=独)
一級品。予想を遥かに上回った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
この映画を官能性からのみ観るのは余りにももったいない。エイドリアン・ラインがこんなに出来た監督だったとは知らなかった。文章書き終わった後でサーバーが落ちていると怖いので良かった点を箇条書きにします。
■ダイアン・レインが綺麗。ラブシーンを観ているとつくづく「綺麗なおばさんだなあ」と感じる。それと同時に家庭で見せる主婦の側面もしっかり演じている。
■構成。序盤は妻の苦悩を描き、中盤は夫の苦悩を描き、終盤は夫婦の苦悩を描いている。苦悩が巧くバトンタッチされているんだな。特にリチャード・ギアの殺人シーン辺りの出来は抜群。『市民ケーン』みたいなシーンもあった。
■雰囲気。オープニングの街中に紙屑が舞うシーン。こんなのは非現実的な演出ではあるのだけれど、独特の空気を醸し出していて最初から期待が持てた。
■画質。これが縁の下の力持ち。かなり上品なのだ。多くのラブシーンが描かれていながら、それに伴う品位の低下を防いでいると思う。
ラストの車の中、逃走について話し合うシーンがあったが、これは警察署の目の前でのことだったので夫婦の行くあてのない妄想なのだ捉えました。
(評価:)
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