この映画は嬉しい掘り出し物だった。後半のオドレイ・トトゥが精神異常だと分かってくる快感は「刑事コロンボ」で犯人のトリックが解けてゆく快感と似ている。この映画は何も情報を知らずに見た方が楽しめると思う。映画が易しく作られていて物足りないぐらいだ。オドレイ・トトゥは『アメリ』のカエルグチ演技も難しかったと思うけど、今回の映画では表情豊かで良かったなぁ。赤を基調とした美術もとても良い効果を上げている。日本版の映画コピーも珍しく良く出来てるね。