[コメント] 狐と兎(1973/露)
初めて作りたいものが作れた喜びがあふれている。(05・5・15)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
(1972〜73)は、ソ連で穀物生産が不振だったために、積極的に西側から小麦類を輸入しなければいけない時期でした。
73年はブレジネフがフランス、西ドイツ、アメリカを訪問した年です。ユーリ・ノルシュテインにもようやく自分の作品を作れるチャンスがやってきたのでしょう。
キルトの布を使った暖かいアニメーションは、西側の人の心にも強く訴えかけたのではないでしょうか。バラライカを弾く可愛らしい兎と氷の家に住んでいる狐の物語は単純ですが、何度も見たくなる魅力を備えています。
最後の雄鶏と狐の喧嘩も愉快でした。こういう可愛らしく美しい物を見ていると、なぜか涙があふれてしまいます。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。