クライマックスはラスト近くではなく、開始から30分のところでやってくる。トレーラーハウスに集まった人々の白熱したジャムは、血を沸きたたせ、足を踊らせる。音楽だけで★4！というより、ぶっちゃけた話ストーリーはどうってことないのだ。監督曰く「音楽がロマの文化なのです」とのことだが、この映画にはそんなロマのスピリットが熱くたぎっている。それだけで十分じゃないか、なあ。