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[コメント] 呪怨(2002/日)

アメリカ版で不可解な点はそのままなだけでなく、新たに消化不良な点が生まれている。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







惨劇のあった家に訪れた人々に襲いかかる恐怖を描いたホラー映画。

アメリカ版の『THE JUON 呪怨』のオリジナルということもあり、ストーリーはほとんど一緒。ただ、こちらはアメリカ版では描かれなかった描写も多い。

映画としては、アメリカ版と同様に納得のいかない点もそのままだし、むしろこの作品オリジナルの描写にも不満な点があるので、アメリカ版よりも消化不良になる。

また、俊夫や伽椰子が家を訪れた人物を殺すのに時間差があるのも不自然。アメリカ版では家を訪れた人はほぼ一日で殺されているのに、この作品では事件に関わっていた刑事とか、介護に来ていた理佳など殺すまでになぜ1年近くも間を置くのかわからない。

惨劇のあった家で続々と死者や行方不明者が出ているのに、家が取り壊されずになおかつ堂々と物件として売られているのも違和感がある。

全ての問題が恐怖演出のために棚上げにされて、片付けられてしまった感じで、何か拍子抜け。

(評価:★2)

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