この映画を見ながら恐怖とは何かと考えてました。恐怖とは、得体のしれない存在からの防衛本能なのだと思うのです。 幽霊だから怖いのではなく、幽霊は得体が知れないから怖い。お化けだって得体が知れているＱ太郎は怖くありません。

そこでこの呪怨の怨霊たち、最初こそ怖いのですが、直接的な登場の仕方に途中からはエイリアンかプレデターのような存在に思えました。主人公がチャック・ノリスなら伽椰子の首をへし折ってると思います。

映画のプロットに難癖はつけない主義ですが、邦画だからつけます。自分の怨念を理由に家に近づいた人を殺してしまうなんて、そのうち人類滅亡です。そんな事は怨霊の神様だって許さないと思うのです。ミスター・ビーンあたりと対決してもらいたいです。