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[コメント] コンフェッション(2002/米=カナダ=独)

前半楽しく、後半シビアに。豪華なキャストできっちりした佳作。品の良さが鼻につくもののお得な気分でした。
ざいあす

初監督作とは思えぬ洗練された映画。

クルーニーの映画オタクぶりを実感。 そしてさすがチャーリー・カウフマン。

音楽の使い方やカメラワーク、ブラックなジョーク、時間軸ずらしなど、師匠のソダーバーグによく似てる。 前半は笑いも交えて軽妙に進み、テクニックが目立つ上っ面だけの映画だなと思ったが、後半はサム・ロックウェルの心が壊れてきて儚い余韻の残る味わい。

テレビ業界の内幕とかスパイの駆け引きとかはどうでもよくて、 彼が「ママ、どこにいるの?」と叫んだ虚ろな心が胸を打った。

スクリーンを明るく照らしたドリュー・バリモアはいい味出してたが、結果的に彼の心は癒されてなかったわけで、ちょっと余計な役柄ぽい。

舞台が分散されてどっちつかずな印象もあるが、淡々とした重みを感じる映画でした。

(評価:★4)

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