[コメント] 暗い日曜日(1999/独=ハンガリー)
街の描写が活きている。こういう題材の映画にこんな評価するのは不謹慎だけど…スタイリッシュ;
この映画のいいとこは、「定点観測映画」ということだ。
限定された地域、いつもの市場いつもの広場いつも階段、で、出会いがあり、分かれる分かれんの葛藤があり、ナチの台頭があり、最初誠実だった知人が、みるみる薄汚い奴になってゆき… といった展開を、ハンガリー名所のあの橋(名前忘れたー)はじっと見つめている。
街角の光景が美しく、イキイキしているのは、そのせいではないか?時間軸を通しての描写なのだから。ある意味、本作の主人公は人間ではない(女のほうは綺麗だったったけど)、「街」というか「限定されたある世界」なのではと思う。
ただ…「橋」ではちょっと違和感あるよね、一番の名所とはいえ。 (ハンガリー観光局の指示だったのだろうか?) 町の小さな時計台とか、池とか、もっとあったと思うけど。
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