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[コメント] 六月の蛇(2002/日)

エロスを感じたとしても本能的な扇情に至らないのは致命的にグロテスクな部分が欠けているからだ。今村昌平大島渚伊丹十三パゾリーニそして代々木忠はその辺のことがよくわかっている。
すやすや

タナトス=死を「ガン」という観念的なもので語ろうとしているが、これではDNAに刻まれた本能には反応しない。

私の直感的な見解としてはタナトス=死は、キタナイもの、もしくはグロテスクなものだ。

SM,スカトロ、死体愛好者などの”変態”とカテゴライズされている性愛行動は全て、タナトスを突き詰めた地平に横たわった、結果としての嗜好だ。

この映画はそれが本能的にわかっていない。 しかし、『鉄男』はわかっているフシがあるので、わざとはずしているのかもしれませんが。

(評価:★3)

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