[コメント] ブロークン・イングリッシュ(2007/米=仏=日)
未知の海に飛び込む型の自分探し物語で、ヒロインに自己鍛錬が欠けている。だが、そういう女の類型を、この女優は見事に演じている!
それなりのキャリアを積み上げている(ホテルの電話オペレータとして)ということは、それなりの自己研鑚を積んでいて、それが周囲からも評価されているはずなわけ。そういうことに対して、本来は無責任ではあり得ないはずなんだが。派遣かアルバイトみたいな仕事しかしてこなかった人物のように見えるわけ(派遣やアルバイトの皆さんゴメンナサイ。あなたがたの方が立派に仕事してます)。だとするとそれまでの生活を投げ打つだけの資金的余裕≪財力≫が生まれないので、その点のみのリアリティに着目して、こうしているわけだけど。映画に夢を見る人に向けた作品なのだろうが、どういう人が映画に夢を見るのか、という点に関し、ほどよく研究されているのに違いない。
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