[コメント] Shall we Dance?(2004/米)
『Shall We ダンス?』は "Shall We Dance?" ではなく、やっぱり、「ダンス」なのだ。タンスみたいな渡辺えり子が踊るダンス、その愛くるしさ。あくまでも“しゃなりしゃなり”な Dance ではなかったのだ。
根底に流れているヴァナキュラーなものが違うと、社会学者なら言うのだろうか。
何はともあれ、1,000時間とも言われるダンス・レッスンかなんかしらんが、肝心のダンスのシーンは見所ほとんどなし。
そもそも、「アメリカン・ジゴロ」なリチャード・ギアに、不器用な中年おやぢの哀愁は漂わず。汗の匂いも、なんだかエレガントな香りがしそうでさ。仁丹やら、ギトギトの整髪料やら、加齢臭やら、シワだらけのスーツやら、そういう「おやぢぃ〜」なものから程遠い存在ダス。おまけに弁護士だしさ。
Shall We ダンス?は "Shall We Dance?" ではなく、やっぱり、「ダンス」なのだ。タンスみたいな渡辺えり子が踊るダンス、その愛くるしさ。あくまでも“しゃなりしゃなり”な Dance ではなかったのだ。
と、文句ばかり言ってみたが、それでも、映画として見れば、手堅くまとめきって(しまった)と思う。
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