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[コメント] ベニスに死す(1971/伊)

類い希な美意識で統率された、舞台装置、衣装、役者、もちろんマーラーのアリア。ヴィスコンティはホントにトーマス・マンに心酔してたんですね。
立秋

劇中のグスタフの悪夢は、今じゃ愛好されてる交響曲第四番が初演では不評だったというエピソードを思い起こさせて、なかなか感慨深いのであった。

回想シーンでグスタフの着てたサファリ・ジャケット、格好良いなあ。一着欲しいなあ。やっぱ「テーラー何某」で誂えなきゃダメだよねえ。あと、鼻柱をつまんで固定する眼鏡も作りたいけど、痛そうだなぁ。鼻の高さも足りなそうだし。美意識を貫くのは大変だぁ。

見終えたあとは、マーラーの世界に浸りきるべし。実在のマーラーとは全然関係なくても。

(評価:★4)

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