私は、キューブリックの名前を意識しないで観た。というか、そんなにキューブリックも大好きというわけじゃないので・・・・。気楽に映画館に入った。

前半の展開が良く、身を乗り出してワクワクしていたところ、中盤のなぞなぞみたいな”ノウ”？だったっけ。物知り博士。あのＣＧアニメを目にした瞬間、しゅるしゅる・・・っと冷める冷める、引く引く。クイズ番組？

後半は全体が見えないまま、ただただ進んでゆく展開に振り回された気がしてならない。

ロボットの恐ろしいほどの「愛」。愛の強さに対し、かなり怖かった。いつか暴走しそうで狂いそうで。ある意味狂ってたけどね。デイビットが自分のコピーを破壊したときは罪を感じたよ。求愛心が強いって事なんだろうけど。

それにしてもテディの存在がいいでしょう。テディの存在があったことが救い。私の逃げ道だった。いろんな見方ができるしね。光ってる。アンマッチな声もいい。

でも、スピルバーグには同情するよ。この作品の裏にキューブリックという名前が無ければね。無くても私の評価は変わらないけど。