近未来アクション映画｡

リュック･ベッソン自身の原作を映画化しているわけだが､世界観などは『スター･トレック』や『スター･ウォーズ』を意識した部分も多く､思ったよりもオリジナリティを感じる部分が少ない｡終盤の銃撃シーンも『ダイ･ハード』を意識した感じで､この部分だけなら､『ダイ･ハード』の１シーンと言っても違和感はないと思う｡

ストーリーとしてはフィフス･エレメント(第５の要素)を巡る展開になってからは､主人公のコーベン･ダラスやゾーグだけでなくコーネリアス神父やゾーグに雇われていたエイリアンまで絡んでくる上に､ストーリー上は関係のないルビー･ロッドまで絡んでくるため､なにを軸にしたのかわからないまま映画が終わってしまった｡

もう少しフィフス･エレメントに関するストーリーを膨らませてもよかったと思う｡