[コメント] オルガミ〜恐怖の罠〜(1997/韓国)
前半はなかなか面白かったが、後半は典型的な展開に走っていて目新しさがない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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序盤の親子の会話シーンだけで息子を嫁に取られた腹いせに嫌がらせをする姑の話だということはわかってしまうが、この映画で面白いのは姑のジンスクは息子トンウを溺愛するあまり子離れできず、嫁のスジンにトンウを奪われたという嫉妬心からスジンに嫌がらせをしスジンがトンウを嫌いにさせて追い出さそうとするのだが、スジンにジンスクの言いなりにならないよう注意されたトンウが以外にもスジンの意見を聞き入れてしまったために、過去の2人だけの幸せが崩れ去り、怒りのベクトルへ突き進み、スジンへの嫌がらせがエスカレートしていくところ。
ストーリー自体はかなり大袈裟だし、展開も昔の日本の嫁と姑のバトルを描いた家族ドラマのような古臭さはあるが、スジンの何気ない言動からジンスクの嫌がらせに発展するところは実際ありそうな話であながち極端な話にも見えない。
しかし、ジンスクが謝ってトンウを殺してしまってからの展開は、この手のサスペンス映画ではかなりありがちな展開なため、前半のドラマに比べるとかなりストーリーが盛り下がってしまった。それとスジンがジンスクに何度も殴られて、友人が駆けつけた時にはフラフラで立つのもやっとだったのに、再びジンスクに襲われる時にはしっかり自分の足でちゃんと走って交わしているところは違和感があった。
映画としては前半のドラマが面白い展開だったので、後半はもう少しひねりが欲しかった。
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