兵器会社の兵器密売の情報を手にした重要証人を保護する政府の情報局員の活躍を描いたアクション映画｡

証人保護プログラムの過程が細かな部分まで綿密に描かれており､しかもそれがヒロインを救う伏線にもいかされているところは素晴らしい｡主人公が彼女を無事に救えるか観るだけでも先の展開が楽しみになってしまう｡

アクションシーンもあらゆるパターンが用意され､シュワルツェネッガーに多彩なアクションをやらさせているので飽きない｡特に敵の兵器会社の武器兵器であるＥＭ銃を駆使したアクションが秀逸だった｡

ただ､納得できなかったのは､主人公ジョンの上司であるドゥゲランが兵器会社の密売に関与していたため､過去に保護した証人を利用して､ジョンが保護していた証人であるヒロインの居所を探ろうとするのだが､メンバーに何の情報も知らない新人捜査官を入れている点｡犯罪がばれるリスクを考えたら普通は､内輪の仲間だけでチームを編成すると思うのだが｡