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[コメント] ブロードウェイのバークレー夫妻(1949/米)

フレッド・アステアジンジャー・ロジャースが久々に共演した作品だが過去の作品でのコンビぶりは健在。
わっこ

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脚本家と仲良くなる妻にやきもちを妬いた夫が妻との復縁を企てるラブ・コメディ映画。 かつての名コンビだったフレッド・アステアジンジャー・ロジャースが久々に共演しているが過去の作品でのコンビぶりはこの作品でも健在。 ともかく2人の掛け合いが面白く、新人女優にイラつくダイラの傲慢ぶりや、妻の為に陰で協力するジョシュの優しさなどこの映画ではともかく主役の2人の表現振りが際立ち今までの共演作の中でも一番の良いコンビ振りを発揮していた。 ダンスの方は今回、アステアが異様に目立っていて特に、ダンスの種類もタップダンスが目立っていた。 不満な点を上げるとすれば、ジョシュが妻への思いやりとしてジャックの振りをしてスランプに掛かったダイラにアドバイスをするのだが、もしダイラがその事で御礼を言うのは当然、ジャック本人に言うわけだから、仮にジョシュがジャックの振りを続けていた事がダイラ自身には気づかれなかったとしても、ジャックにはこの偽造工作がばれてもおかしくはないと思う。 後、今回は思ったよりミュージカル的なシーンが少なくストーリーの方に力を入れたみたいで、別にストーリー自体も悪くはないがミュージカル・スターが2人も出るならやはり2人のダンスシーンをもっと見たかったところ。 役者としてフレッド・アステアは今回、妻のダイラの前では色々、文句を言っているが陰でダイラの為に協力する夫、ジョシュ役でその優しさも伝わる良い演技で珍しく好感の持てる演技だった。

(評価:★4)

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