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[コメント] 不機嫌な赤いバラ(1994/米)

前半のテスの嫌がらせが露骨に酷すぎな気もするが、中盤からの展開は温かみのある楽しい展開だった。
わっこ

**ネタバレ注意**
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元大統領夫人の女性と彼女の警備の辞任したがるシークレットサービスの男の交流を描いたコメディドラマ。ストーリー的には『ドライビングMissデイジー』に近い。

いくら演出とはいえ、元大統領夫人テスのダグたちに対する嫌がらせが露骨に酷すぎ。これでは下手したらシークレットサービス全員に集団でボイコットや訴訟を起こされてもおかしくないと思う。

とはいえ、テスがダグを引き離さない理由やいざダグたちがいなくなって彼らの存在の大切さに気づくところがしっかり描かれており、中盤、今まで対立していたテスとダグが初めて意気投合してからの展開は温かみのある楽しい展開であった。

ストーリー的には終盤のテス誘拐騒動は企業買収のために彼女の名声を求めるが断られた息子の仕業かと思ったが、一切関連がなかったのはいささか拍子抜け。また誘拐したアールへのダグの型破りな脅しがすんなり成功してしまうのもちょっと面白味がなかった。

キャラとしてはダグはテスの執拗な要求にうんざりして、彼女の前では堂々と強気に辞任することを公言しているわりには、彼を辞めさせないためにかけた大統領からの脅迫めいた電話の前では情けなくぺこぺこと従ってしまうところはなかなか面白い。

(評価:★3)

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