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[コメント] レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで(2008/米)

レオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットの丁々発止の演技合戦がいかにも舞台的な作品。そして、シビアな話であっても100%突き放しているわけではないところが好感。[新宿ピカデリー7/SRD]
Yasu

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







アメリカの家族を一貫して描き続けているサム・メンデス監督、今作は『アメリカン・ビューティー』的な家庭崩壊劇であるが、俳優たちの濃密な演技に加え、その中にも監督らしい視点があった。

隣人夫婦が会話しているラストシーンで、「あの人たち(主人公夫婦)も付き合いにくかったのよ」と今さらのように文句を並べ立てはじめる妻に対して、補聽器の音量を絞って聞こえないようにする夫。『アメリカン・ビューティー』も決して全く救いのない話ではなかったように、こういうさりげない“優しさ”を見せるところがまたメンデス監督的なところだと感じる。

蛇足だが、エンドクレジットで「この作品はタバコ会社からお金をもらったりはしてません」という注意書きが出たのにはちょっと笑った。

(評価:★4)

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