[コメント] にごりえ(1953/日)
昭和28年のキネマ旬報年間ベストテンで、小津安二郎の『東京物語』を2位に抑えてベストワンになった作品らしい。すべてをさらけ出さずにいられない豪腕のキャメラ・クローズアップによって浮かび上がる悲しい女達。美術といい、明治風俗をよく考証したセットといい、映画職人たちの底力を感じる名作。
(ジェリー)
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