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[コメント] 三度目の殺人(2017/日)

静謐で粘液質な波動。ユーモアと、映画に最も期待されるカタルシスさえ削ぎ落とされて作られたミニマルな作品。正体を表さない登場人物の数が、映画の常識を超えている。彼らの交錯と不信と共鳴の有様を観客は見せつけられる。我々の混乱が臨界点に達し異様な色に発火する。焼き上がりの出来を決めるのは一人一人の観客である。衒い過ぎ。
(★3 ジェリー)

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