[コメント] リーサル・ウェポン(1987/米)
開き直りにも理屈がある
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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メルギブソンと言うと身内が悪者に殺されて(されかけて)逆上して暴走する人ってイメージがある。雨に濡れないように慎重に歩いてた人が滑ってずぶぬれになって気が大きくなって傘もささずに走る。そういう役をやらせるとメルギブソンの右に出るものはいない。
なので幸せな家族があり、その崩壊があり、ぶち切れギブソンが活躍ってのが通常の流れなんだけどこれだと前半がどうしてもたるくなる。ここの部分をこの話は一気にすっ飛ばして実質前半カットにしちまった。おかげでしょっぱなから飛ばす飛ばす。爽快だ。
しかしこれでは無敵である。その為に彼にも弱点(相棒の家族)を作り悪者とも駆け引きが出来る状態にしたのだ。そしてその駆け引きが解消されればまた彼特有の「失うものなどありゃしない」状態になる。敵は大金を手にする為に人質を生かしておいたり常識があったんだけど彼によって無一文にされた。
最後の一見間抜けな殴り合いはお互いが「失うものが無くなった」最強モードでの対戦なのだ。両方ぶち切れてるのね。だから非常識でいいのだ。
多分そういう意図なんだろう。状況が間抜けなだけで。
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