[コメント] ぼくの好きな先生(2002/仏)
いままでの人生で、ひとりでも好きな先生に出会えたことは、しあわせなことなんだなあと、好きだった先生のちょっとした言葉を思い出したりなぞして、恐ろしいほど素直な気持ちになった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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引退まぎわの先生と、素直ですれていない田舎の子どもたち。ちょっとずるいかな、と思うけれども、なんでもないシーン ―たとえば荒い運転での登校シーン、とか、目的地までの移動とか、ていねいにジョジョくんの手を洗ってあげる先生だの、いつのまにか家族や伯父さんに乗っ取られてしまう宿題帳とか、ただ流れていくだけの時間をみせるような風景― にたくさん語られない言葉がつまっている気がしました。ちょっとメランコリックかもしれないけど、ぎりぎりで抑えられている。
やわな反抗心などくじけるくらいに、まっとうなドキュメンタリーです。
ときどき思い出して観たいような、そんな映画。
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